昨年からじわじわと浸透し始めた「インスペクション」
不動産の売却や購入時に実施する事で建物の現状を知る事ができ、不動産売買時のトラブル回避、既存住宅売買かし保険の利用、更にはマイホーム購入時にかかる税金を軽減できたりと有益なサービスとして定着しつつあります。
そこで気になるのがインスペクションの実施費用です。
一言でインスペクションと言っても様々な種類が存在しており、費用もお願いする内容に比例して変動していきます。
不動産売買時におけるインスペクションは宅建業法で定める「建物状況調査」となりますので、これをベースに整理してみるとその種類がとても多いことがわかります。
ベース:建物状況調査
他①:既存住宅売買かし保険対応調査 他⑥:シロアリ調査
他②:耐震診断 他⑦:フラット35適合調査
他③:断熱調査 他⑧:外構調査
他④:設備調査 他⑨:ホルムアルデヒト調査
他⑤:詳細調査(床下・小屋裏など) 他⑩:地盤調査
一般的にはベースである「建物状況調査」で5~7万円(戸建て・マンション、面積によって変動します)が多く、オプションは項目によって変わりますが、一つあたり1~5万円ほどの追加料金となる事が多いようです。
また、会社によってはオプションをパッケージ化して利用しやすいように割り引いている場合も見受けられます。
むやみやたらに依頼をすると高額になりがちですが、インスペクションを実施せずに、売却後や購入後に不具合・劣化箇所が発見された場合のリスクを考えるとゾッとします…。
必要な項目を明確にして実施することが大切です。
それによって得られる情報は、支払う費用に見合う「安心」を得ることが出来ると言えるのではないでしょうか。